警護員が車のドアや、扉の開閉をおこなうのは、単なるサービスではありません。
勿論、サービスの一面もありますが、状況をコントロールする為におこなう訳です。
もう少し分かりやすく言うと、警護員が車両のドア開閉をおこなう事で、危険を察知した場合に車両から対象者を降ろさない、すぐに乗せられるようにする為、また、扉を警護員が開けて先に確認する事で対象者の壁となり、すぐに閉める等の対応をおこなう訳です。
よって車両乗降時は対象者の動きばかりを気にするのではなく、周辺を見る(周辺警戒)ことが重要になります。
車両乗降時の警護員の動きや視線は、警護員のレベルを測る一つのバロメーターになります。
特に2名以上のチームでおこなう場合は、チームとしての練度がすぐに分かります。
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