格闘術は最終手段?
護身と防犯は密接な関係にあります。
何度も記載していますが、一般的な護身術は、相手と接触した場合の格闘術を指します。
格闘術を行使する場面は最終手段と言われますが、そこで終わりではありません。
これは警護的な考えですが、警護対象者が襲撃されたら警護は失敗、終わり的な事を言う方がいますが、終わりではありません。事後対策として警護は続きますからね。
仮に突発的な事案で相手と揉めたとします。
ここでいう突発的な事案とは、不特定多数の人が集まる駅や電車内等で起こるトラブルや、歩行時、運転時のトラブル、繁華街での飲酒時等、他にも多々あるでしょうが、突然揉めてしまうケースのことで、一般的に最も起こりやすいトラブルだと思います。
互いに謝罪したり、一方が謝罪して話が着く場合はいいのですが、お互い譲らず話が着かない場合もありますし、もしくは一方が激昂して手を出した場合、格闘になります。
もし、お互いに譲らず遺恨を残した形で別れたり、格闘になって取り抑えたり、逃げる事が出来たとしても、相手が強い恨みを持っている場合、そこで終わらないケースが出てきます。
状況にもよるので一概には言えませんが、仮に出勤時間帯であれば、同駅を利用する可能性が高い訳ですから、待ち伏せしていれば、見つける可能性も高まりますし、車両ナンバーが分かれば、調べることも可能になります。
不安を煽っている訳ではありません。
実際に似たような案件を対応した事もありますし、私自身も経験したことがあるから書いてる訳です。
トラブルに遭遇した場合、対監視や自宅防犯に力を入れないと、自分だけではなく、家族も巻き込まれますからね。
護身術とは格闘術だけではなく、防犯を始め、格闘術以外の様々な対策も含まれている事を知っておく必要はあると思います。
しかし一番大事なのは、まずは素直に頭を下げる事かなと思います。